まだ岩手は梅雨に入ってないですからね。ただ、ちょっとくらい雨が降ってほしい感じです。
さて、報告が遅れましたが、先週開催した里の幸会のご報告です。
今回は、いつもと違ったテーマ「宮沢賢治」で、今までで一番多くの方にご参加いただきました。
兵庫から賢治&料理研究家の中野由貴さんをお招きしての会です。

今回はテーマが「宮澤賢治」ということで、なにやら不思議な料理がたくさん出てきました。

こちらは前菜3種ですが、上から藁のオムレツ、玄米サラダ、長いものふわふわ焼きです。
藁のオムレツ
これは、『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』に出てくる、博士しか食べられないオムレツのようです。藁が入っている様子、ということで、今回は
わらび、ヒメタケ、高野豆腐、そばを入れてのオムレツです。たしかに、むしゃむしゃという感じでしたね。
玄米サラダは、皆さんご存じ『雨ニモマケズ』に「一日に玄米4合」というフレーズから。
実は、今回作った30人分の玄米サラダが、ちょうど4合だったようです
それくらい1日で食べるというのは、今では考えられませんが。。。
長芋のふわふわ焼きは、『ペンネン・・・』に出てくる登場人物が「もにゃもにゃ」と切ってフォークにさして食べているらしく、その「もにゃにゃ」を長芋で表してみました。

4品目はトマトスープ。『銀河鉄道の夜』の主人公・ジョバンニは、家でお姉さんが持ってきた「トマトで何かこしらえたもの」をパンと一緒にむしゃむしゃ食べるシーンがあるようです。
ということで、トマトで何かこしらえたものとパンを一緒に食べるということで、
トマトの冷製スープの登場となりました。このトマトは、盛岡産の「にたきこま」です。
ちなみに、賢治の童話には、スプーンやフォークという言葉が多く出てくるようです。
賢治が生きていた時代(明治〜大正)にスプーンやフォークなんて、ハイカラですよね。

鮭のカルパッチョに関しては、いろいろな童話の中で鮭が出てくるようです。
『銀河鉄道の夜』では銀河を鮭が泳いでいるようです
『どんぐりと山猫』では、美味しそうな鮭の頭が出てくるみたいです。
北上川沿いで暮らしていたので、やはり鮭が身近だったのでしょうか。。。
ちなみに、鮭は盛岡あたりまでさかのぼってきます。その距離200キロ。すごいですよね〜
由貴さんの解説は、本当に面白く、本を見せながらお話ししてくださいました。


こちらは「ゴーシュの畑のパスタ」。『セロ弾きのゴーシュ』では、自分の畑でトマトやキャベツを作っているようで(いわゆる自給自足!?)、その畑のものをふんだんに使ってのパスタです。
このパスタの麺は、今盛岡で開発している「南部生パスタ」の麺を使ったもの。
盛岡3大麺から5大麺へ
AVAZも提供店で、県産のゆきちからとそば粉を混ぜて作った麺です。
↓南部生パスタの記事はこちら
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110530_9
すごくもっちりして、食べ応えがあるパスタでした
そして、お待ちかねのメインディッシュは、、、
その名も「バケモノ」
ん
バケモノという料理
気になりますね〜
でてきたものはこちら!

まさにバケモノ(笑
こちら、ミートボールをカボチャのニョッキで包んだものになります。
バケモノは「ペンネン・・・」に出てくるもののようで、これはまさにイメージでの創作料理です。
こんなに大きなニョッキを作ったのは初めてだと、シェフも言ってました。

毎回クイズはテーブルごとにチームを作って行っておりますが、今回は個人戦!ということで、みんな必死で回答していました。
たとえば。。。
「イーハトーブ」はどういう意味か?
「注文の料理店」で紳士二人は何の料理にされそうになったか?
などなど、すべて4択問題ですが、結構迷う問題が出されました。
一番盛り上がったのが
宮沢賢治、石川啄木、高村光太郎、きんさんぎんさんを年齢順に並べてみてください
というもの。
答えは、、、宮沢賢治はきんさんぎんさんよりも若かったんですね〜。
7問出して、残念ながら全問正解者はいませんでしたが、6問正解者は5名おりました。
私は・・・ナイショです。
そして、最後のデザートは
りんごのプリント、バニラアイスクリームトマトジャム添え


最後にシェフに登場してお話を聞いたのですが、、、
今回が今までで一番苦労したようです。
「もにゃもにゃ」とか、「バケモノ」とか、それを料理にするのは、確かに大変ですよね。。。
いつもと趣向が違う会でしたが、お話も料理も、大満足な会でした
来月は7月20日(水)の予定です。テーマは未定ですが、暑い夏を乗り切るものにしたいと思っています。また来月お会いしましょう!
中野由貴さんのブログ
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/



